福祉用具の営業をしていると、シャワーチェアやポータブルトイレなどの「販売品」を、購入前にデモ機として貸し出す機会があります。
実際、ほとんどの業者が何らかのデモ機を用意していると思います。
もちろん、実際に使ってもらってから購入を判断してもらうことは大切です。
ただ、私はデモ機を長期間貸し出すことには、あまりメリットがないと考えています。
①他の利用者に貸し出せなくなる
一番分かりやすいのがこれです。
デモ機は会社の共有資産なので、長期間貸し出してしまうと、その間は別のお客様に使えません。
特にシャワーチェアやポータブルトイレなど、使用頻度の高い販売品は「今すぐ試したい」という依頼が入ることもあります。
一人のお客様に長期間貸していることで、別のお客様への対応ができなくなる可能性があります。
②汚れや破損のリスクが増える
販売品のデモ機は、実際に使用してもらうものです。
当然ですが、貸出期間が長くなればなるほど、汚れや傷、破損などのリスクも高くなります。
特にポータブルトイレなどは、衛生面にも気を使います。
「ちょっと試してもらう」ためのデモ機が、長期貸与によって管理コストの高い物品になってしまうことがあります。
③「もう買ったもの」と思われてしまうことがある
これは高齢のお客様への対応で、私自身が気をつけている部分です。
デモ機を長期間置いていると、利用者さんによっては、
「これ、もう家の物なんでしょ?」
という感覚になってしまうことがあります。
もちろん悪気があるわけではありません。
ただ、後になって「これはデモ機なので返却します」と伝えると、話がややこしくなる可能性があります。
私は「短期間試して、すぐ購入確認」を基本にしている
もちろんケースバイケースですが、私は、販売品のデモを依頼された場合、必要以上に長く貸し出さないようにしています。
例えば、
「まず2〜3日ほど実際に使ってみてください。問題なければ、そのまま購入のお手続きを進めましょう」
という形です。
そして、貸し出した時点で次の訪問予定を決めておきます。
「また何かあったら連絡ください」だけで終わらせず、
「○日に使用感を確認します」
と約束しておく。
問題がなければ、その場で購入の意思を確認し、できるだけ早く購入品を持参できるようにします。
もちろん、利用者さんの身体状況や家族の事情によって、もう少し長く試した方がいいケースもあります。
大切なのは、「とりあえずデモ機を置いておく」という状態を作らないことです。
デモ機はあくまで購入前に使い心地を確認するためのもの。
長期間貸し出すことが親切とは限りません。
営業側の在庫管理、衛生管理、他のお客様への対応まで考えると、短期間で使用感を確認し、購入までスムーズにつなげる方が、利用者・家族・事業者の三者にとって合理的だと私は考えています。
たける長く貸し出すことが一概にサービスでは無く、デモ機を回して次の依頼に繋がるレスポンスの良さがケアマネの目に良く映ることもあると思います。ぜひ今後の仕事に活かしてみてください。







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